MACHINE_CHECK_EXCEPTION エラー発生時の原因と対処

状況が悪い事例が多いので、データ復旧を優先で対処

エラーコード自体はとても明瞭で、想定外の例外処理が発生した際に報告されます。
OS自身では処理が継続できないので、情報収集ののちに再起動・回復処理に移行します。

・OS起動時に、この画面が表示される症状
・Windows起動後、何かプログラムの操作中に発生する症状
があり、前者の場合は【データ復旧が優先】されるべき状況です。
後者は、どの程度正しく動作するかにより変わりますが、自力でデータのコピー(緊急バックアップ)が可能なら、即実施すべきなのは同様です。

発生頻度が多くない場合は、データバックアップを実施

調子がいい時に操作できる時間が取れるのなら、すぐに大事なデータのバックアップをすべきです。
管理システムが稼働しているなど、ご自身にとって重要なシステムだった場合は、今後どうすべきか作戦を練る必要があります。そのままにしておいても状況は変わりません。

エラーコードについて

青い画面が表示され、少しの時間が経過した後で再起動する流れです。
データ復旧が最重要な場合は、再起動するタイミングで電源を切り、むやみに再起動を繰り返さないよう操作をしたのち、パソコン修理やデータ復旧の事業者にご相談ください。
自力で問題の分析や解消ができる方のみ、この先の作業に進んでください。

表示内容

問題が発生したため、PCを再起動する必要があります。
エラー情報を収集しています。自動的に再起動します。
0% 完了

この問題と可能な解決方法の詳細については、以下を参照してください。
gttps://www.windows.com/stopcode
サポート担当者に連絡する場合は、この情報を伝えてください。
停止コード:MACHINE_CHECK_EXCEPTION

・0% のところは処理が進むにつれ、数字が100%に近づきます。
・QRコードが表示されていますが、検査・分析をする方が必要な情報です。
可能でしたら、スマホなどで画面全体を撮影しておくと、後で役に立つ場合があります。

要因は大きくふたつ

想定外の例外処理は、ざっくりと以下のふたつにグループに集約できます。

ハードウェア要因
部品の故障により、想定していない処理が発生・検出されOSが緊急停止する場合。
エラーが発生したり、しなかったりする事象の場合は、こちらの可能性が高くなります。
※故障の状況が悪い場合は、発生頻度も高くなりますので判別が難しい場合もあります。

ソフトウェア要因
OSの更新や、各種ドライバーの変更、システムに深く関わるようなソフトウェアの更新などによる悪影響で発生する場合もあります。
プログラムの作法が間違っているなど論理的な不具合生じることが多く、発生し始まると高い確率で繰り返します。

最近ソフトウェアの更新をした、アップデートをした、ソフトウェアの変更をした、内蔵機器・部品の変更や追加があった場合などは、可能性があります。
パソコンスキルによっても変わる内容ですが、当該部品やパソコンの構成を問題発生前のものに戻して変化があるかどうかで簡易的な分析も可能です。

要約

このエラーが発生したら、
・自動的に直る可能性は低いので、むやみに再起動を繰り返すことはせず電源を切って対処を考えます。電源を切るタイミングは、青い画面が消えてメーカーロゴが表示された直後が適切です。

・大事なデータが残ったままで、クラウドにデータを置くような管理を利用していない場合は、データ復旧を第一に考え、PCの修理や検査については優先度を下げた方が良いです。

参考リンク

記事作成にあたって参考になったサイトです。

LinkWindowsドキュメント:0x9C:MACHINE_CHECK_EXCEPTION