Windows10を更新すると、Lync 2010が動かなくなる問題

自社製品のテストがこの程度だと、先が思いやられる

Lync 2010 は、社内コミュニケーションツールとして登場してから、主に企業などで利用されているようですが、Windows 10に更新してパソコンを利用されている方、ご注意ください。
2016/08 に発表される更新「Anniversary Update」を適用すると、Lync 2010 が動作しなくなります。

原因とマイクロソフトの対応

これは、Anniversary Update に伴うOS内部の仕様変更に起因しており、基本的にはLync 2010 側で対処しなければならない案件です。ただ Lync 2010 自体は延長サポート期間に入っており、また、Windows10での動作保証を行っていないことも合わせて、セキュリティー不備への対応しか行わないとのこと。本件は個別に対応しないとのことです。
要は、新しい Lync に更新してご利用ください。という対応のようです。
Lync 2013、Skype for Business 2015、Skype for business 2016 あたりを移行先として推奨しています。

コミュニケーションツールとして、事前の情報がないのはおかしい

自社でも、そんなに力を入れていないツールであることを、露呈してしまった形になっていますが、普通ならインストールをするとおかしくなる、早急にバージョンをアップしてほしい、など情報を出してくるのが基幹的に利用されるツールへの配慮かと思いますが、どうやらLync は基幹的なツールではないようです。
おそらくは、Windows10 未対応ということで、情報の提供がないのでしょうね。

Windows 10(1607) 上で、Lync 2010 クライアントが起動しない