Surface BitLocker (暗号化) の設定と解除方法

意外にご相談が多い設定 BitLocker 機能

Surface(サーフェス)ユーザーを中心に、この BitLocker (暗号化機能) に振り回される方が多いようです。BitLocker の仕組み自体は正しく理解して使う分には大変有用ですが、標準設定として導入されていて、その存在を良く理解していなかった場合、故障やトラブルきっかけで非情な場面に遭遇します。
細かい内容は、『Surface BitLocker 解除』などで検索すると判ります。(ここでは割愛します。)

設定と解除の紹介をする前に

Surface(サーフェス)を賢く使うTipsサイトでは、購入後の設定が済んだら
『BitLocker を解除することを忘れずに!』 と書いてあります。当店スタッフも、『たしかにSurfaceを使い慣れるまで、最初は外しておくべきだ』という意見が多数派です。

BitLocker の設定と解除の方法

本題に戻ります。解除の方法ですが、Windows 10のバージョンによって設定メニューの位置が異なるようで、

【設定(歯車)】-【システム】-【バージョン情報】から
画面をスクロールした下の方にある、『デバイスの暗号化』で On/OFFできます。

もしくは、
【設定(歯車)】-【更新とセキュリティ】-【デバイスの暗号化】から
オンにする、オフにするの設定を行います。

BitLocker をOnのまま使う場合は

BitLockerに関係する、さまざまなトラブル事例があります。
必ず、以下の事柄には特に注意して対処をしてください。

・マイクロソフトアカウントに紐付けする『解除キーの保存』は何も道具を追加せず簡単ですが、ソフトウェアで実現されていに機能であるため、トラブルの際はあてにならないかもしれないと覚悟しておくこと。

・解除キー方式でいくなら、解除キーの保存方法をアカウントに紐づける以外の、例えばUSBメモリーなどに保存することも検討する。

・究極的な話しとして、タブレット系デバイスは外出先で用いるため比較的故障やトラブルに遭いやすい機種です。
トラブルや故障きっかけで、Surfaceが突然ロックされ、中のデータに一切アクセスできなくなる可能性が高いことを十分に理解して、『いつ使い物にならなくなっても、データは守り抜く覚悟で』このパソコンを利用してください。クラウドへのバックアップも有効な手段のひとつです。

BitLocker 暗号化の設定は、Surfaceなどが正しく動作している間に、正しく設定しておかないいけません。トラブル発生後では『対処方法が選べず、詰んでしまう』可能性のあるものです。本記事を動作中に御覧になった場合は、本設定について確認しておくことをお勧めします。

店舗にて、確認・設定などの支援を行っています

書かれている内容について、『自分が思っている様な設定になっているか不安だ。』という方に、設定内容の確認や、作業の支援を行っています。
実際のパソコンをご持参の上、お気軽にご相談ください。『パソコン何でも相談』🔸 にて対応いたします。