ゲーミングPCなど、パソコンのサブスクリプション契約について

パソコンをサブスクで購入する方法について

ゲーミングPCなどを中心に、パソコンをサブスク(サブスクリプション契約)で購入できるよう、各社が色々な販売方法を発表しておりますが、ソフトウェア製品などのサブスク契約と比べて、明らかに違う条件のものがあります。
サブスクという言葉の感じに惑わされて、自分に不利な条件で契約されないよう 注意してください。

一般のサブスクと違うところは何か?

その1. サブスクで利用する期間を自分で自由に決められない

最近登場したサブスクの企業では、1年契約と、2年契約があり、そのいずれかを選択して契約するそうです。一般的なサブスクのように自分で期間を設定して契約する という感じではないようなので、注意と検討が必要です。

できない事の例
・夏休みの間ゲームをしたいので、その二カ月間だけゲーミングPCをサブスクして遊ぶこと。
・一年契約などでサブスク契約しておいて、数カ月で返品(キャンセル)すること。

その2. 契約期間中の故障は、借りている側の負担で修理

借りているパソコンで故障が発生した時は、利用者の負担で修理をするようです。
(明らかな販売側の責任を除く。) 明らかな販売側の責任という故障がどういうものかが不明ですが、自然に発生する故障を考えると、利用者の責任になる事象が圧倒的に多いでしょうね。
自身で保険などに入って、自腹修理とならないよう工夫をしたりする必要がありそうです。一般的な商品のレンタル契約などとは異なる部分で注意が必要です。

その3. サブスク期間終了後には買取査定が発生する

サブスク期間が終了すると、残額(残価)を追加で払ってそのまま購入するか、
契約通りに返却するかを選べますが、もしパソコンを返却する際は、貸し出した側で現状の価値評価(確認)が入ります。(買取査定のようなもの)契約時に取り交わした状態(買取予定価格?)が残っているかどうか?を判定し、契約時の価値を下回っている場合は、サブスクの費用以外に、価値の差額を支払って返却となります。
このあたりのイメージは、残価設定ローンと同じです。

パソコンのサブスク契約は、詳しい方限定の方法かも?

ソフトウェアでWordやExcel を二カ月間だけ、サブスクで利用するという判りやすい契約なら、どんどん普及させても問題ないと思いますが、このような『サブスク』という流行りのワードを使った、実際には違う契約をさせるのには抵抗があります。

サブスクでパソコンを手に入れたいと考えている方は、細かい条件などを精査して契約をしてください。