Windows Updateで、Windows 11 バージョン23H2に更新できない事象

一時的な事象かもしれませんが

お客様からご相談を受けた内容で当店スタッフが印象に残ったものを選んで記事にしています。
最近話題のWindows11 バージョン 23H2 に関するご相談です。
Windows Updateで23H2に更新しようとしてもできないんだそうです。


ここに記載した情報には誤りがない様努めておりますが、万が一情報に誤りがあった場合にはご容赦ください。ここの情報を利用する際はお客様の責任において利用してください。利用されたことによって生じるいかなる不利益も、当方では責任を負いかねます。

問題の内容

Windows Updateを実施したところ、Windows11, バージョン23H2が利用できますと表示されたので、更新をしたが下記のようなエラーが表示されて更新ができない、というもの。

エラーメッセージの内容

この表示がされたとのこと。実際の写真で拝見しましたが、内容はこんな文章でした。

Windows11, version 23H2
一部の更新プログラムは、現在サインインしているアカウントを使ってインストールすることができませんでした。
別のアカウントでサインインしてください。
再試行

これは12月初旬に行われた作業で発生していて、
✅ Windows Updateを再実行しても同じエラーが発生する。タイミングや一時的なものではなさそう。
✅ ローカルアカウント、管理者権限でサインインした状態で実施していた。
23H2のリリース開始後間もないということもあり、個別の症状ではないんじゃないかと推察しましたが、万が一ということもありましたので、まずは大事なデータのバックアップを行って頂き、その間に情報収集と対策を考えました。

今回の対処方法

Windows Updateを用いない方法で代替手段になりますが、結果的にうまくいった方法は以下の通りです。

代替手段とその手順

✅ Windows Updateを用いず、インストール・アシスタントというプログラムを使ってインストール(更新)する。
データ量の大きいダウンロードが発生しますので、Wi-Fiなどの定額通信の環境を推奨します。テザリングなど重量課金の場合は費用がかさみます。

✅ 『Windows 11 をダウンロードする』から対象をダウンロードします。
(メディアの作成ではなく、アシスタントの方です。最初に表示されるボタンがそれです。)
✅ ダウンロードしたアシスタントを起動します。

※『Windows PC正常性チェック』 がインストールされていない場合は、ここでインストールするよう指示がでます。事前に『Windows PC正常性チェック』を起動しWindows11の動作要件を満たしているか確認をし、パソコンに記録されるよう作業を行う必要があります。

✅ インストール・アシスタントの指示に従い、更新プログラムをダウンロードします。
(通信条件やパソコンの性能によって変わりますが、数十分ほど時間がかかります。)
✅ インストールが終了したら再起動します。インストール終了後30分経過すると自動で再起動します。
✅ 再起動したら、設定アイコンから【システム】-【詳細情報】と進み、Windowsの仕様の個所で、バージョンが23H2になっていることを確認したら終了です。

今回の問題で気になる点

今回のお客様は、ローカルアカウントでサインインしたWindows11を利用されており、少数派ということもあってか問題がそんなに知られていない感じがしています。これもまたMicrosoft社の『Microsoftアカウント利用促進キャンペーン』の一環でしょうか?そんな穿った考えがよぎりました。
ただの不具合であってほしいし、アカウントの種別関係なくバージョン・アップデートができるよう更新されることを祈ります。

参考リンク

今回の対処で利用したサイトです。

インストール・アシスタントはこちらからダウンロードします。
LinkWindows 11 をダウンロードする