Windows10のサポートを延長する方法と費用について
サポート終了後もサポートを継続させたい場合
2025/10 にWindows 10のサポートが終了するにあたり、サポート終了後も個別にサポートを延長する契約があります。
拡張セキュリティ更新プログラム(Extended Security Update)、通称:ESU と呼ばれる有償の契約で、マイクロソフトアカウント上でサブスク契約のような形で紐付けされます。
元々は企業向けに提供されていた契約でしたが、Windows 10からは個人向けにも提供されるようなので、現時点で判っている内容についてまとめておきます。
Windows 10と、どう付き合っていくか?検討の材料にしてください。
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目次
ESU 契約の種類と契約の方法
ケース1. 有償で申し込む方法
これが通常の契約方法です。
費用: 有料。米国では$30 と言われていますが、日本国内での費用はまだ発表されていません。為替などの影響を考慮した金額に設定されます。(7月時点の為替レートで考えると、4500円程度でしょうか。)
良い点: 純粋に有料の契約ですので、(後述の特別な方法と異なり) 制約事項がありません。
契約方法: 今後提供される修正プログラムにて、ESUの申込手段がWindows Update内に実装される予定です。
ケース2. 特定の機能を有効にし、1年間無償で利用する方法
新しく追加された機能『Windowsバックアップ』を利用し、マイクロソフトが指定する設定を行うと、ESUの契約費用が1年間無償になるようです。
費用: 無料。(マイクロソフト社指定の機能を有効にし設定/利用することが条件。)
いわゆる新機能の体験キャンペーンのような感じではないかと推察しています。
悪い点: 実績の浅い新機能『Windows バックアップ』を利用する必要があります。パソコンの機種変更の際に利用するもので、個人データに直結した機能になりますので、バグなどのトラブルに備えておくリスクが生じます。
設定アイコンをクリック。 ✅ アカウントをクリックします。 ≫ Windowsバックアップ
契約方法: 今後提供される修正プログラムにて、ESUの申込手段がWindows Update内に実装される予定です。当該機能が有効に設定されていれば、ESUの申込をする際に費用についての問い合わせがなく、すぐに有効になるようです。
ケース3. リワードのポイントで支払う方法
昔からあるマイクロソフト社のリワード・プログラムでボイントがたまっている方は、支払いに利用することが可能です。
費用: 実質無料。お持ちのリワードで支払うので『ポイント払い』扱いで、金銭的な負担がないという感じでしょうかね。
そもそも、リワードを所有している方でないと選択できないので、この支払い方法を選択できる方は少数派じゃないかと思います。
契約方法: 今後提供される修正プログラムにて、ESUの申込手段がWindows Update内に実装される予定です。リワートの取扱については、もう少し先で詳細な案内が出ると思いますので、もうしばらくお待ちください。
ESUの活用方法
現時点では、ESUの契約は、最長 1年間となっていて、2年目移行にESUの契約ができるかどうかは未定です。とりあえず 1年間だと仮定して、どのような活用方法があるか事例を挙げます。
2025年10月のタイミングをずらして、パソコンの購入を検討したい方
一番可能性のある理由がこれではないでしょうか。現在使っているパソコンが調子よくて、2025年の秋ごろにパソコン買い替え需要のピークが来るので、そのタイミングで購入・買い替えをしたくない、という方がESU契約を選択し、その時期を最長 1年間ずらすことは可能になります。
企業や事業者などで、パソコンの入れ替え計画に時間が必要な場合も、1年間タイミングをずらすことが可能です。
できるだけ長くWindows 10を利用されたい方
現時点では 1年間だけですが、ESUの契約をすることで、2025年10月以降も修正プログラムを受け取ることが可能になります。2年目以降は買い替えなどの対応が必要になるかと思いますが、とりあえず1年は延ばせますね。