富士通(FCCL)のエラーコードについて 概要と追加情報

FCCLのパソコンで表示されるエラーコードについて

内臓される自己診断(簡易診断)機能で表示される『エラーコード』についてメーカー発表の内容に加えて、当店から補足情報を書き記します。
万が一情報に食い違いが生じた場合は、メーカー発表の内容を優先させてください。


ここに記載した情報には誤りがない様努めておりますが、万が一情報に誤りがあった場合にはご容赦ください。ここの情報を利用する際はお客様の責任において利用してください。利用されたことによって生じるいかなる不利益も、当方では責任を負いかねます。

E001-1-xxxx (xxxxは任意の英数字)

画面表示に関係する箇所のエラーコードとなります。

基本的な対処方法

パソコンとモニターがケーブルでつながっているモデルについては、ケーブル等のつなぎ直して確認をし、再現性がある場合に修理の相談をしてほしいと案内がありました。
一体型やノートパソコンなど、その要因が無いモデルについては、速やかに修理などの相談をする流れになります。データ復旧が関係する場合も同様です。

E101-1-xxxx (xxxxは任意の英数字)

CPU周りの故障を示唆するエラーコードです。
基本は修理対応となります。基板類の交換に発展することがほとんどです。

特別な対処方法

E101-1-1102
再起動、簡易診断を複数試行して再現性がある場合に修理相談をするよう解説がありました。

E102-1-xxxx (xxxxは任意の英数字)

メモリ周りの故障を示唆するエラーコードです。
メモリーモジュールがパソコンから物理的に取り外せる機種か、基板上に固定(直実装)の場合とで対処が変わります。
また可能性は低いものの、周辺回路(基板)の不具合でもこのエラーコードが生じる可能性があります。なのでこのエラーコードでメモリー故障は確定していません。

基本的な対処方法

直実装なら、メーカーへ修理相談。基板類の交換対応となります。
メモリーモジュールが取り外せるなら、メモリーの検査を実施して交換修理となります。

特別な対処方法

E102-1-1004
E102-1-1101
再起動、簡易診断を複数試行して再現性がある場合に修理相談をするよう解説がありました。

E104-1-xxxx (xxxxは任意の英数字)

メーカー発表の文章には、

「E104」から始まるエラーコードは、ハードディスクドライブ(HDD)で問題が検出された場合に表示されます。

とありますが、HDD/SSD問わず、ストレージに関する問題が検出されたと読み替えるのが正解のようです。
また可能性は低いものの、周辺回路(基板)の不具合でもこのエラーコードが生じる可能性があります。なのでこのエラーコードでストレージ故障は確定していません。

基本的な対処方法

故障が強く疑われる内容なので、データ復旧、修理ともに行動を開始すべきタイミングです。
特にデータ復旧を希望される方は、症状がひどかった事例も多いのでスピード感を持って行動してください。

特別な対処方法

E104-1-1001
2018年11月発表モデル〜2019年2月発表モデル ESPRIMO FHシリーズ (一体型PC) において、修理交換以外の個別対応で復旧できる旨の情報が掲載されていました。

補足情報

E104-1-1001
当店で調査した症状でも、ネット上にある情報でも、『ストレージを強く疑う症状』として紹介されています。
ストレージの故障が進行し、比較的症状が悪くなってから表示される事例が多く、データ復旧などが厳しくなる事例が多い印象があります。ストレージ故障は色々予兆もある症状なので早くに気付けるよう配慮頂ければと思います。

参考リンク

このサイトの情報に基づいて、補足事項を記した記事となります。

Link富士通サポート:簡易診断のエラーコードを教えてください。(2012年10月発表モデル以降)