KB5012170 の修正プログラムで生じる不具合について

特定の不具合について記録を残します

2022/08に発生した不具合について

KB5012170 の修正プログラムを適用すると以下の症状が発生することがあります。
・エラーコード 『0x800F0922』🔸 が発生することがある。
・次回のOS起動時にBitLocker回復キーの入力を求められる場合がある。
(次回、もしくは2回目の再起動で発生する事例あり)

BitLocker回復キーが入力できないと、OSが起動しなくなります。 回復キーが判らない方には重大なトラブルになりますので、注意が必要です。

対象となる環境について

Windows 11 ver 21H2

Windows 10以前は、対象外と言われています。
追記. BitLockerが有効になっているとWindows 10でも発生するのでは?という情報もあります。用心はしておいてください。

予防方法

OSが起動しなくなる重大な副作用です。情報を広く集めてスピーディーに対応してください。修正適用後の再起動をしてしまったら終わりになる可能性を秘めています。

BitLocker機能に影響する副作用です。この機能が有効だと問題が生じます。Windows 11の標準機能であり、ここが重要なポイントです。
本修正プログラムを適用する前に、BitLocker暗号化を解除し、無効にしておくか、BitLocker暗号化回復キーを確実にバックアップ(記録)しておく必要があります。
本修正プログラムを適用してしまっていても、再起動させる前ならやれることがあります。データのバックアップや、回復キーの保存をする時間が取れます。
当該修正プログラムを適用しない、というのも手です。
大事なデータのバックアップをしておくのも基本対処として有効です。

関連エラーコード

『0x800F0922 エラーコードについて』🔸

参考リンク

LinkKB5012170: Secure Boot DBX のセキュリティ更新プログラム: 2022 年 8 月 9 日
kb5012170 に関する技術資料です。