エラーコード 0x80070490 が発生した時に有益な情報

WindowsUpdateなどで多く発生するエラーコード


ここに記載した情報には誤りがない様努めておりますが、万が一情報に誤りがあった場合にはご容赦ください。ここの情報を利用する際はお客様の責任において利用してください。利用されたことによって生じるいかなる不利益も、当方では責任を負いかねます。

エラーコード 0x80070490 について

エラーの意味は『要素が見つかりません』となりますが、
AMD CPUを搭載したモデルでは、以下の情報が参考になります。

AMD プラットフォームで発生した場合

ファームウェアTPM(fTPM)を搭載したAMDブラットフォームのTPM認証は、処理中にエラーコード 0x80070490で中断する場合があります。主にAMD システム(マザーボード側提供の修正プログラムや、メーカー提供の修正プログラム)で、修正を適用すれば改善し、エラーなくWindowsUpdateを実施することが可能になると案内されています。
原因はTPMにてEK証明書が正しく生成できない、TPM関連の不具合だと記されています。

深刻な関連性、BitLocker暗号化

この対処をする前後で、BitLocker暗号化の解除と再設定を行う必要があります。
もっと言うと、完全な個人データのバックアップが必須であり、かなり繊細な作業であることも重要な情報です。

修正適用の順番を間違うと、Windows が起動しなくなり、BitLocker回復キーの入力が求められ、特別な回復手続が発生します。
この 0x80070490 に遭遇したら、最初にデータのバックアップを実施することを強く推奨します。
修正プログラムなどの個別対応は、二番目以降の処置となります。

マサーボードメーカーによって対応が異なるようです

fTPMの対処を行う、当該修正プログラムはマザーボードメーカー、もしくはPCメーカーによって提供されるようですが、対応は均一ではないようです。お使いの製品メーカーに問い合わせながら対応をしてください。
AMD 自身は各ベンダー(メーカー)に情報提供をしているようですが、メーカーの判断で個別修正プログラムが提供されているか否かが分かれているようです。

影響範囲の情報など

修正が必要となるシリーズも多く、Ryzen-1000シリーズからRyzen-5000シリーズまで幅広いようです。
該当する製品(構成)で当該エラーコードに遭遇した場合は、一般的なトラブルシューティングを試す前に、各メーカーのサイトで情報を得る方が解決への近道である場合が多いように感じます。