PUP(怪しいプログラム、不審なソフト)の削除・アンインストール

PUPって何ですか?

PUP (Potentially Unwanted Program)
訳すならば『潜在的に迷惑なプログラム』というところでしょうか。怪しいプログラム、不審なアプリ、グレーゾーン・ソフト、こんな呼ばれ方の方が適切かもしれません。別名:PUA (Potentially Unwanted Application) ほぼ同じ意味で使われています。最近ではブロートウェア (bloatware) という分類のソフトウェアも利用者目線でとらえるとPUPに該当すると言われています。

パソコンの利用者が望んでいないのに、知らないうちに/勝手にインストールされるソフトのうち、特に『ウィルス対策ソフトでも検出や駆除ができない種類のもの』を指します。ブラウザーのアドオン機能や、検索機能の改変もPUPに含まれます。

昨今のPUP事情 2023年版
ウィルス対策ソフトでも、PUPに属するソフトを検知できたり、インストールしようとした時点で止めてくれる機能なども実装されつつあります。まだ『完全な防御』という段階ではないものの、数年前と比べると防いでくれた事例も多く報告されています。今後も油断せずにPUP を取り込まないよう注意が必要です。

PUPソフトの扱いは、ウィルス対策ソフトを開発するところでも、ウィルスに準じるものとして扱おうという動きにはなっていますが、悪いことを考える人の方が何歩も先に進んでおり、対応が後手に回り、追いついていない状況です。
【例】そもそもPUPとして検出できない問題や、検出できたとしても駆除が不十分で不完全など。
最近ではブロートウェア (bloatware) に属するソフトもPUPとして扱うべきだという考えも普及し始めており、ウィルス対策ソフトで検知すべきと話題になっています。

こんな症状が起こっていませんか?

  • PC起動時に、知らないソフトが検査とかチェックが始まる。 – 不正にインストールされた、各種点検ソフトが勝手に活動している可能性があります。
  • ブラウザーのツールバーが増えている。 – プリンターを追加されたとか、ツールバーが増えるようなきっかけが無いタイミングでツールバーの行数が増えるのは要注意!
  • ブラウザーの最初に表示されるページの内容 が変わってしまってませんか? – 典型的な症状として、何らかのPUPが入っていると連動してブラウザーのスタートページも変わってしまう事が多いです。
  • 検索結果の表示方法(レイアウトなど)が変わった気がする。 – 危ない検索エンジンに勝手に変えられている可能性があります。ひどい場合はブラウザーがハイジャックされている可能性があります。
  • ウィンドウズ起動時に何やら確認を求める画面が出るようになった。 – いつも『いいえ』って押せば普通に使えるので、そうやって乗り切っていますという方が多いですが、PUPやウィルスである可能性が高い症状です。
  • デスクトップに見慣れぬアイコンが増えた気がする。 – ご自身でインストールした覚えのないソフトは、PUPである確率が高いです。早めのチェックが必要です。

という訳で・・・声を大にして申し上げます。

PUPはウィルス対策ソフトでは完全な対処は望めません!

PUPという分類の迷惑なソフトは、まだウィルスとは識別できないことの方が多いので、パソコンにするっと侵入もしますし、駆除も自動的には行われません。
必ず、専門的なスキルを持つ方に対応して頂く必要があります。

PUP/ウィルスなどに関連する初期のご相談には、『パソコン何でも相談』🔸 を用いて対応させて頂きます。(初期診断扱いにはなりません。)
駆除については、PUP駆除サービスにて対応致します。

PUPの検出・駆除サービス

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PUP侵入のチェックと、PUPの除去(アンインストール相当)を実施いたします。オプションで有名なソフトのセキュリティー診断と対処も実施いたします。

  • PUP侵入チェック (基本費用) – パソコンを拝見し、PUP侵入の有無と侵入規模を調べます。
  • PUPの駆除。 – 実際にPUPの排除を行います。設定の見直しが必要な箇所については適切な設定に戻します。
  • ブラウザーに対するPUP活動の駆除。 – お使いのブラウザーで、PUPによる改変部分を普通に使われている設定に戻します。
  • よく知られている侵入経路の確認と封鎖。 – セキュリティー上、侵入経路として利用されやすいソフトのバージョン確認や、Windows自身の更新状況などについて調べます。(確認の作業は基本作業項目です。)

※ 一部のPUPに該当いたしますが、侵入方法がウィルスに準じる場合、具体的には専用の除去ツールを用いないと駆除できないものについては、ウィルス駆除の費用にて対応いたします。

学術的な分類とは若干異なるところもありますが、当店の駆除関連メニューにおいて明確な違いを設けております。
当店では駆除を行う際に、お客様のPC・Windowsの機能などを操作し、駆除が行えるものをPUP とし、専門の駆除環境/設備を用いないといけない場合は ウィルス、と定義しています。
例えば、世間一般にはPUP という風に認知されているものであっても、亜種・変種などの登場により、専門の駆除ツールを用いないと完全に駆除できなくなったPUP は、これをウィルスとして扱います。完全に駆除することが不可能なタイプも、もちろんウィルスです。

PUPの検出・駆除サービスの料金

新着情報 (News)

サービス内容の拡充 今まで『ウィルス駆除サービス』🔸 で一括していた料金体系を分け、PUP駆除に特化したサービスメニューを作成。よりお手軽にご依頼頂けるよう金額も安価に抑えました。
PUP駆除総合サービス 費用 4000円(税込 4400円)
Windows 8.1/10 向け料金 です。サポートの終了した他のOSは費用体系が異なります。
ウィルス対策ソフトが正しく導入され、ずっと維持されていたPCにおいてPUP の被害に遭われた場合、下記のPUP駆除メニューをご提供できる可能性が生まれます。
お客様のPCを操作して、ウィンドウズの機能(アンインストール機能、ファイル削除機能)を用いて、PUPを除去します。最後に導入されているウィルス対策ソフトでハードディスク全体をスキャンして終了となります。


→ PUP の有無を確認し、それらのPUP をお客様のパソコンを操作して駆除いたします。
PUP の検査費用PUP除去(対応)費用 がセットになった料金です。
PUP の個数に関わらず均一料金 となります。(改定)
※ ただし、
✅ PUPの種類や個数(感染規模)によっては、元の状態に回復できることがお約束できない状況があり得ますが、その際は当店の免責事項を追加して受け付けいたします。
✅ 大事なデータは事前にバックアップをお願いしています。いかなる場合でもデータの保全について100%の保証はできません。
✅ 検出されるものの中には、技術的に完全な駆除が難しくリカバリーなどの処置が必要なものもあります。その際は別途、リカバリーによる修理としてご提案を致します。

サポートの切れたOSの取り扱い
Windows XP/Vista/7/8.0に代表されるマイクロソフトの保証が切れたOSに関しては、セキュリティーレベルが現行OSと同等である保証がないため、一律『ウィルス駆除』サービスで対応させて頂きます。(2014/11 改定)
診断費用の取り扱い
※本サービスは、『パソコン初期診断』🔸 では対応できません。初期診断実施中にPUPなどの感染事実が発覚することがありますが、感染の事実が確認された時点で初期診断による対応から、有料の診断(PUP駆除サービスや、パソコン何でも相談)に切り替えます。お客様にご説明し、同意が得られなかった場合はその場で作業中断となります。予めご了承ください。

・PUP の有無を確認する作業。
・お客様のPCを操作して、PUP をアンインストール(削除)する費用。
・エクスプローラを操作して、特定のフォルダー/ファイルを削除する費用。

お客様のデータを保全する費用。また外部にバックアップする費用 – 感染していたファイル以外で、当店においてお客様のデータを消去することではありませんが、感染しているPUP の種類や効能が不明なので、それらPUP によるデータ消失・改変は当店では免責となります。大事なデータがある場合は、事前にバックアップをお取り頂くか、当店に『データ救出』サービスとしてご依頼ください。
・お客様のPCでは作業できず、専用のソフトや環境を用いて駆除を行う場合。
→ ウィルス専用の駆除設備は、ウィルス駆除のメニューで対応致します。
ウィルスに感染していた場合 や、PCの故障が疑われる場合。
→ ウィルス駆除メニューや、他の修理メニューにて対応します。
リカバリー処理など他の手段による解決を提案した場合。
→ 駆除以外の方法で、パソコンの状態を回復する場合の追加費用。

下記に該当する場合、PUP駆除メニューでの受付はできません。ウィルス駆除で対応可能か確認を行います。(ウィルス駆除でも受付不可な条件も含みます。)
ウィルス対策ソフトが入っていなかった 場合、期限が切れていた場合
→ ウィルス対策ソフトが導入されていない期間があった場合、導入していたか定かでなかった場合で、当店においてウィルス感染が疑われた場合も含みます。(店舗に持ち込まれる直前にウィルス対策ソフトをインストールした場合も含む。)
ファイル交換ソフトを利用 されていたPC
海外での利用、海外ユーザーとの通信、外国語版OSでの利用
ご自身で駆除を行い、駆除に失敗した、再発したPC
・その他、OSの操作が不能な状態
ランサムウェアによる被害の回復、データの復号など。

その症状が PUPかどうか判らないという方も

当店では、『パソコン何でも相談』🔸 という相談ができるメニューもございます。PUPなのかどうか不安だなぁと我慢せずに、お気軽にご来店ください。
(ご相談の結果、PUPの対処が必要となった場合には、何でも相談の費用が余計な負担にならないよう、総額から割引調整いたします。)
パソコン360へのお問い合わせは、お電話、電子メールにて

PUP除去サービスに関する注意事項

当サービスを利用していただくにあたっての注意事項となります。

  • 大事なデータはコピーをお取りになってからご依頼ください。
    駆除作業を承るにあたり、大事なデータは必ずバックアップを取ってからご依頼ください。ウィルス感染時よりも、比較的データ消失の可能性は低いとはいえ、万が一の際に当店ではデータ保全に対して保証ができません。
  • PUPとウィルスの区別について
    当店では、特別な駆除ソフト・システムを用いずにお客様のパソコン操作のみで排除作業が行えるレベルのものをPUP駆除サービスの対象とします。PCウィルスの分類上PUPに該当するものであったとしても、特別な駆除ソフト・システムを用いないと駆除が完了しないソフトについては、PUPではなくウィルスの駆除サービスとして実施させて頂きます。もちろん、お客様には事前にPUP駆除サービスでは削除できないソフトが検出されたこと、『ウィルス駆除サービス』🔸 に切り替えて対処することをお伝えし、了解を頂いてからの実施となります。
  • ウィルスに該当するソフトの駆除は別料金です。
    PUPを排除する通常の手続きにおいて排除できないソフト、当方で用意するウィルス検知ソフト、システムにおいてウィルスと判定されるものについてはウィルス感染のあるパソコンとして作業を実施いたします。
    もちろん、お客様には事前にPUPだけでなく、ウィルスが検出されたこと、ウィルス駆除には『ウィルス駆除サービス』🔸 など、別のサービスを利用していただくことをお伝えし、了解を頂いてからの実施となります。(同一名称のPUPでも、亜種などの侵入によりウィルス的要素が生じているものについても同様です。)
  • PUP駆除対処かウィルス駆除対処か未確定で受付る場合もあります。
    お預かりの時点で、PUP/ウィルスの区分が不明確な場合、いずれかの方法で除去するというお約束で受付し、実際に駆除したものの種類に応じて、費用をご請求する場合もあります。詳しくはスタッフにお問い合わせください。
  • ウィンドウズの修正・サービスパックが未適用の場合
    後述のように、ウィルスとPUPの同時感染が疑わしいので、基本的に『ウィルス駆除サービス』でお受けすることが多いです。ウィルス感染後は、これらの修正プログラムが正しくインストールできない場合が多いので、感染の事実を知った場合には、あきらめて専門の手に委ねてください。ウィルス対策ソフトの未適用についても同様です。
  • ウィルス対策ソフトが未対策の場合、PUPとウィルス同時感染の可能性が大。
    PUPが見つかったからと言って、PUPだけに感染しているということではありません。PUPとウィルスの同時感染もよくあります。確率的に高いケースは、購入時から試供版のソフトを使っていたり、対策ソフト自体を導入されていない場合など、経験上、ウィルスにも感染している可能性が高いです。
  • 駆除したPUPの種類、名称は省略し、除去個数(種類)のみご報告となります。
    PUPソフト名称も含めてご報告を希望される場合には、別途 3000円(税込 3300円) の費用を頂戴いたします。(事前申し込み必要。)
    納品時に、資料として作成し納品いたします。検出名称については、当方で利用するツールの表記に従います。
  • どれがPUPか?だけを判断してほしいという場合、別の料金体系となります。
    削除は自分で行うので、どれがPUPかだけを判別してほしいという方がいらっしゃいますが、その場合のサービス料金は、別途御見積とさせて頂きます。(料金は高くなります。)
    本サービスは、PUP駆除に関係する全ての作業をお任せいただけることを前提に、全体費用として安価になるよう検査部分の費用を安く設定しているためです。
  • 特定のPUPのみの駆除依頼はお断り致します。
    変わった依頼について定義します。複数種の感染が確認できたパソコンから、特定のPUPのみを駆除するよう依頼があった場合、当店ではこれを受け付けません。駆除作業後、最終的にパソコンが安全な状態か否かの判定ができないことが理由です。駆除の依頼はパソコン全体に対してのみ受け付け致します。