Windows 11がインストールされた中古パソコンに注意!

注意喚起!詳しくない方が騙される事例が増加中

2021年10月、新しいOS Windows 11 が発表になり、それに伴いちょっと注意が必要な商品の流通が散見されます。
多くの方が勘違いされているのは、『Windows 10が発売された時みたいに、自動的にアップグレードして使い続けられるんでしょ?』 という思い込みです。

Windows 11に無償アップグレードできるパソコンは限られています

まず最初に。
今回のWindows 11は、無条件にアップグレードされることはないです。
アップグレード対象の製品かどうかは、各メーカーサイトなどを中心に正しい情報が出されていますので、確認して頂くとしてだいたいの目安としてCPU の型式で判ります。
インテル (Intel) の場合
第8世代以降のCPUが搭載されているパソコンであることが第一条件です。CPU名称の末尾4桁が、『8xxx』であることで簡易的に判断できます。

AMD の場合
第2世代以降のRyzen CPU が搭載されているパソコンであることが第一条件です。CPU名称の末尾 4桁(もしくは5桁)が、『2xxx』『2xxxX』であることで簡易的に判断できます。

その他にも細かな条件がありますので、最終的にめ製品メーカーのサイトで確認、という流れになります。当方でざっくりと調べた感じでは、発売時期が2019年以降くらいのパソコンが該当しそうです。

中古パソコンで気をつけるべき商品

Windows 11にアップグレードする、新規インストールする場合は、インストールを行うプログラムが『更新・インストールが可能な製品か?』を確認して実行されます。 普通に操作する限り、Windows 11の要求を満たさないパソコンには、インストールできない仕組みが動作するはずです。

しかし、インストール次の要求を満たさないパソコンにもインストールできてしまう『チェックを回避する方法』も情報として流通しています。

詳しい方が意図的に操作をしてしまうと、古いパソコンで本来Windows 11の対象とならない製品にも、Windows 11をねじ込む事が可能になっています。

動作保証のない『Windows 11 中古パソコン』が存在しています

回避方法を駆使して Windows 11をインストールした、『本来ならインストールできないはずの』条件に合致しないパソコン が市場に存在し、また、Windows 11が入った中古パソコンとして流通しています。
※ 現時点では個人間取引などで見かけることが多いです。

パソコンに詳しくない方や、Windows 10 無償アップグレードがされていた時期の記憶とごっちゃになっていて、今回も無償アップグレードなんだと勘違い して購入してしまう事例があるようです。

Windows 11がインストールされているから大丈夫とは思わないこと

大事なことなので、もう一回書きます。
Windows 11が、インストールされていたからと言って、そのパソコンがWindows 11対応とは限らないということです。
新しいパソコンと誤認させて取引をしたい方が仕掛けた罠である可能性を、十分に意識してください。
※ お取引時の説明や商品紹介の仕方などでも、悪質性の有無は変わると思っています。『条件を満たさないパソコンに無理やりインストールしたパソコンはすべて悪である』ということでは無いと思いますので、実際にお取引される方がどのような条件の商品を欲しているのか、よく確認してお取引をしてください。

お遊びで動かす位の経験は得られますが、信頼性はありません

メーカー(Microsoft社)が保証していない製品にインストールされた、Windows 11は全ての機能の動作保証や、今後更新されていく中での安定動作など保証がありません。現時点では、偶然動いている程度、と言っても差し支えないレベルの動作です。

中古パソコンとして販売されているWindows 11搭載商品をお求めの場合は、ご注意ください。