DVD書き込み中に 0xC0AA020F エラーが発生した場合の原因と対処

DVD書き込み動作中に発生する0xC0AA020Fエラーについて

当店でよく話題になるエラーコードについて、情報を記します。
当店で遭遇・対処した事例を元に記事にしています。
ここに書かれていない原因によって発生している可能性もあると思いますので、すべての事象がこの通りではないかもしれないことを考慮してご利用ください。

システムイメージ作成やシステム修復ディスク作成で発生

当方では、システムイメージ作成やシステム修復ディスク作成で発生することが多いエラーコードです。
DVDドライブなどの物理的な変更を行った直後である場合を除き、後述の『メディアの速度がデバイスと互換性がありません。』という意味ではない場合がほとんどです。
ある意味、本来の原因とは異なるエラーコードが報告されているととらえて良い場合があります。

疑う箇所について

当方で扱った事例の多くは、DVDドライブの物理的な故障でした。
単純な書き込みエラーを示すエラーコードであれば、原因が想像しやすいでしょうが、このような設定を変更すれば改善するかのようなエラーコードだと、書き込み速度を遅くして再チャレンジするなど色々と試して、メディアを無駄にしてしまう可能性があります。実際、書き込み速度を変えて(遅くして)、書き込みに成功したという情報も散見されます。

考察1
通常、正常にセットアップされているDVDドライブであれば、その規格上最高速の性能を持ったドライブが搭載されていることがほとんどで、ドライブ側の速度に対応できないようなメディアは存在しないと言えます。この状況下で『メディアの速度がデバイスと互換性がない』という状況がそもそもあり得ない。

考察2
書き込み速度を変更して書き込んだところで、システムイメージや、システム修復ディスク、リカバリーディスクなど、あとで利用する大事なディスクであることを考えると、無理やりに書き込むという方法は推奨できない。

効果がなかったアプローチ

レンズクリーニングなどを施して改善したことはありませんでした。
一般的な書き込みエラーとは異なるエラーコードです。

結論

いつものドライブと、いつものメディアで書き込みテストをしてみて、これでエラーするのならばドライブ自体を交換するか、外付けのDVDドライブなどを増設して、そちらで書き込むなどの対処を推奨します。

エラーコード 0xC0AA020F について

定義名 E_IMAPI_RECORDER_MEDIA_SPEED_MISMATCH
エラーコードの解説 – メディアの速度がデバイスと互換性がありません。これは、デバイスでサポートされている速度の範囲よりも高速または低速のメディアを使用していることが原因である可能性があります。