ESETがインストールされている環境下でchromeやEdgeが異常終了(クラッシュ)する原因と対処

事象の概要と対応状況

特定の環境下において、当該ブラウザーが異常終了(クラッシュ)する事象があり、ウィルス対策ソフト『ESET』から暫定的な対処方法が公開されています。
まずは、発生条件や対応状況について簡単にまとめます。

問題の概要

発生する条件について
ESET セキュリティーソフトを利用中の環境(PC)であること
✅ google chrome バージョン110、もしくは Edge バージョン110を利用し、
セキュアブラウザー機能を利用している
・ESET製品は、現行バージョンであればどの製品でも発生する模様。

発生する症状について

🔴 起動したブラウザーが強制終了してしまい、長時間の利用ができない。

ESET発表の暫定処置

メーカー発表の『回避策』です。対処方法という表現でないことから、暫定的な対処方法と推察。
(2/15午前) 現時点で、ブラウザー側かESET側か原因の所在については公表されていない。
暫定対処はESET側。

セキュアブラウザー機能を無効にする手順
✅ 『すべてのブラウザーを保護』を有効化し、OSを再起動させる。
✅ 『保護されたWebサイトリダイレクトを有効にする』を無効化し、
✅ 『セキュアブラウザーを有効にする』を無効化して、OSを再起動させる。

この手順で、セキュアブラウザーが動作しなくなるので、chrome・Edge が利用できるようになります。

当方で想定している回避方法

他のPCでインストーラーがダウンロードできるなら、『Firefox』などの他社製ブラウザーをインストールして、問題が終息する間こちらを利用するのも一考です。(既存のブラウザー環境を変えたくない場合など)

ESET自身を一時的にアンインストールして、Microsoft Windows標準の『Windowsセキュリティー』に切り替えて利用するのも一考です。

お近くにパソコンに詳しい方がいらっしゃる場合は、その方と情報交換をして対応を決めてください。
法人様や組織の場合は、管理責任者と連携を取りながら対処してください。

今後の進展

下記の参考リンクが情報集約元のようですので、最終的な報告や対処については、メーカーさんの動向を見守る必要があります。セキュアブラウザーの利用が必須ではない場合は、このまましばらく無効にしておくのも手です。

参考リンク

LinkESETサポート:セキュアーブラウザー機能を利用時にWebブラウザーがクラッシュして終了する
販売元からの情報はここで入手可能です。