OneDrive クラウドへのデータ保存を止める、OneDriveを停止させる手順

OneDriveを停止させ、元に戻す方法について

Windows 11の普及に伴い、今まで以上にクラウドサービス『OneDrive』に関する相談やトラブルの件数が増えてきました。原因の多くは標準サービスとして稼働してしまうOneDriveサービスの認知度が低いことですが、個人的には『マイクロソフトさんの普及・啓蒙活動が足りてない』という点も大きいのではと感じています。

この記事では、当店のような専門店のチカラを借りず、自力で解決されたいという方向けにお役に立ちそうな情報をまとめて記事にしています。参考にしてください。


ここに記載した情報には誤りがない様努めておりますが、万が一情報に誤りがあった場合にはご容赦ください。ここの情報を利用する際はお客様の責任において利用してください。利用されたことによって生じるいかなる不利益も、当方では責任を負いかねます。

作業前の準備

OneDriveサービスは、Microsoftのサービスなのでマイクロソフト・アカウントが必要です。
現在、OneDriveで利用しているアカウント名、パスワード、多要素認証で用いるデバイス(手段)などが揃っているか、確認しておくと確実です。

※ パスワードなどがあいまいな状態で作業を開始し、パスワード入力を何回も間違うと不正アクセスとして検知される場合もあるので、見切り発車は厳禁です。

マイクロソフト・アカウント(Microsoft Account)の情報は揃ってますか?

マイクロソフト・アカウント名とパスワードが必要です。
たまにサインイン時の『PIN』をパスワードと勘違いしている方がいらっしゃるので要注意です。

作業可能なスキルの目安として、ここのアカウント名やパスワードがどの情報のことを指しているのか判らないという方は、素直にパソコン修理店や詳しい家族や知人に協力を仰ぐことを強く推奨します。

預けたデータを取り戻し、保管しておく領域(空き容量)はありますか?

データを移動させる時にトラブルは発生しやすいものです。
個人情報を保管する領域を少なくとも二カ所は確保しておきましょう。

とにかく手順が面倒なので、じっくり取り組んで!
今回の作業は、個人データの保護・移動という重要な場面になります。
PC音痴を自称している方や、機械関係は苦手という方は無理して一人で実施せず、頼れる方に補助してもらって作業を進めることをお勧めします。

手順1. OneDriveサービスを一時停止させます

OneDriveを稼働させたままですと、色々と混乱する場面も多いので、個人情報を手元に保管しなおす作業をする間は、当該ワンドライブ機能を【OFFにして】おきましょう。

同期処理の停止方法

これらの作業はインターネットに接続された状態(オンライン)で行います。

✅ OneDriveのアイコンを、右下のインジケータ領域から探しクリックします。
✅ 同期とバックアップをクリックし、右側のバックアップ管理をクリックします。
✅ フォルダーをバックアップする、という項目にそれぞれの名称があるので、順番に【OFF】にします。

確認方法として、
エクスプローラ(Explorer)を開き、クイックアクセスの項目にある、デスクトップやドキュメントなどのアイコンに『ローカルに保存済み』となっていればサービスの停止指示は完了しています。

手順2. 個人データを取り戻す作業を行います

OneDriveの自動同期は停止しているものの、まだOneDriveで管理されていた【なごり】があるので、完全な状態に戻します。

onedriveフォルダー配下のデータを本来の位置にコピーします

以降の作業は特にこだわりがない限り、『コピー』して確認してから原本を削除するよう心掛けてください。
『移動』でも理屈では同じ処理ですが、ファイル移動中のトラブルにも強いのは、経験上『コピー』処理なので、できる限りこの方法を推奨します。

/onedrive/document の内容を、/document に 移します。
/onedrive/desktop の内容を、/desktop に 移します。
/onedrive/picture の内容を、/picture に 移します。
他にもあれば、同様のルールで行ってください。

可能なら、ここでバックアップも平行して行ってください

パソコン内で移動処理を行うタイミングで、外部ストレージにもバックアップしておくと、とても安心です。

必要な個人情報が揃っているか確認します

この先の手順で、不要な領域のデータを消去しようとされている場合は、
このタイミングで、欲しいデータが全て手元に戻ってきているか、最終確認を行ってください。

手順3. OneDriveをアンインストールします

当該プログラム『OneDrive』はウィンドウズとは異なる独立したものなので、単体でアンインストールできます。設定で動作しないようにすることも可能ですが、誤って再び稼働しないよう、プログラム自体を完全に無くしておく方法を推奨します。

通常の手順で、OneDriveをアンインストールします

一般のソフトウェアのアンインストールと同様です。
ソフトを削除しても、OneDrive上に蓄えていたデータはまだ消えてません。この先の処理で実施します。

手順4. クラウドにある個人情報(データ)の処理を行います

ワンポイント注意事項
このパソコンからOneDriveを無くしたいだけで、他のパソコンでは引き続きOneDriveを利用したい場合は、これから先の手順は不要です。ここで示している事例は、単一のパソコン内で利用者が意図していなかったOneDriveサービスが稼働してしまっていた、という状況の解消を目的にしています。

ここまでの作業を実施していれば、これから作業をしたデータが、またクラウド(OneDrive)にデータが行ってしまうことはありません。
ただクラウドにデータがあること自体がイヤだ、不安だという方にしてみれば、クラウド側にデータが残っている状況にも決着をつけたいのでしょうから、ここではクラウド側(OneDrive側)に残っているデータの破棄(処分)を行う手順に移ります。

OneDriveに残されているデータは、パソコン側から見ると現時点での控えとなりますが、これを不要と思われる場合は、パソコン(ブラウザー)を使って、当該サービスに直接サインインして、データの処理(削除)を行います。

無料プランの枠内に納める場合は、データサイズを見ながら預けるデータ量の調整を行ってください。

ブラウザーからOneDriveのサイトに移動します

URLは以下。
https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/onedrive/online-cloud-storage

✅ すでにOneDriveをお使いですか サインイン、クリックします。
✅ マイクロソフト・アカウントでサインイン処理をします。
✅ OneDriveで管理されている個人データ(フォルダー)が表示されますので、
・削除の場合は、選択してごみ箱のアイコンをクリックします。

完全に消去を行う場合は、手元にデータがあることを最終確認してから、 データを削除していってください。

手順5. OneDriveサービスで課金契約をされていた方は解約手続きを行います

無料プランのデータ量を超えてデータを預けていた場合は、サブスクリプション契約が結ばれているはずなので、この契約も解約する必要があります。

契約変更のタイミングは慎重に
個人データが確実に手元に移動させられているか確実にチェックしてから解約をしてください。
無料プランを超えた部分のデータは契約解消とともに消滅し、復旧はできません。この手の契約は一カ月もしくは一年単位なので、次の契約更新までは同一費用となるため、急いで解約するメリットがない場合は特に慎重に作業を行ってください。

マイクロソフト・アカウントのサイトは以下。
https://account.microsoft.com/account?lang=ja-jp

✅ マイクロソフト・アカウントでサインイン処理をします。

サインイン後のホームページのレイアウトは定期的に変わるようですが、2023/10 の時点では、サインインが完了すると・・・
Microsoft 365
Microsoft ストレージ
デバイス

のような項目が表示されている画面になると思います。
今回のOneDriveは、『Microsoftストレージ』で管理されていると思いますので、ここで契約が発生していたら削除・解除する手順を踏んでください。
金銭に関係する手順になりますので、ここでは詳細手順は省きます。

雑感・総括

Windows 11が登場してから、初回設定時にマイクロソフトアカウントでのサインインが必須になった影響もあってか、知らない間にOneDriveが有効になっていた、データがクラウドに行ってしまっていた、などのご相談が急増した印象があります。

社会全体で見れば新しい技術やサービスは必要とされるものだと理解はしておりますが、OneDriveサービスのような個人情報を扱うデリケートなサービスについては、動作開始のタイミングも含めて、すこししつこい位に説明(表示)しておくことが必要じゃないかなと思っています。