Bad System Config Info – 0x00000074 ストップコードの原因と対処方法

BAD SYSTEM CONFIG INFO のエラー表示

ブルーの画面に英語表示で『BAD SYSTEM CONFIG INFO』 の表示で停止し、ウィンドウズが起動しない事象について解説します。
インターネット上には、間違いではないけれど前提条件があいまいなまま解説されているサイトが散見されます。ぜひ当店のサイトも参考にして頂き、誤った対応から始めないよう注意してください。

Bad system config info エラーの直訳

エラーコード 0x00000074 – BAD_SYSTEM_CONFIG_INFO
ウィンドウズ起動時に参照される、SYSTEMレジストリハイブが壊れていると推察される状況の時に表示されるエラー。この異常を検出すると、エラーコードを表示してウィンドウズの起動は中断されます。
一般的にはレジストリ情報の破損や異常に分類されるエラーコードです。

Bad system config info エラーの意味

パソコン(=内部を構成する部品)が壊れている前提で、このエラーコードを眺めるか、パソコンは正常動作中で故障していない前提でこのエラーコードを眺めるか、ここで大きく方針が変わってきます。手順も大きく変わります。

多くのサイトは、パソコンは故障していない前提の情報を提供していることが多いです。
レジストリ情報の破損=レジストリ情報の修復が必要と記載されているサイトは、この前提にたって情報提供をしています。前提条件があっていれば、この手順は選択肢として適切だと言えます。ただ、それ以外の可能性として下記の内容も検討してください。購入から年数の経っている機種の場合は、パソコン自体の故障から派生しているエラーコードであることも疑ってください。

・HDD/SSDの故障に伴い、誤ったレジストリ情報にアクセスしたり、レジストリ情報が正しく読み取れない可能性。

このような原因の場合、レジストリ情報の修復をする作業自身がHDD/SSDにストレスをかけてしまい、HDD/SSDの状態がより悪くなる可能性が高いので、中のデータが最優先という方は、『データ復旧』を最初に行ってください。

リカバリーや回復操作も慎重に

サイトによっては、個人データを残したままリカバリーができると記載し、回復手順の紹介をしていますが、リカバリー処理自体が異常終了したり、リカバリー実施後に残せるはずのデータが消失した事例もございますので、より確実なデータ復旧作業を推奨いたします。
HDD/SSDに故障が発生していた場合は、 これらの回復手順自体もうまく動作しないか、この作業をきっかけに中のデータが更におかしくなる可能性が高いです。

適切な作業の順番は

(1) 大事なデータがある場合は、データ復旧作業を実施する。

リカバリーや回復処理による、個人データの温存機能を過大に信用せず、絶対に消失させたくないデータがある場合は、通常のデータ復旧手続きによるデータの救出を初めに行うよう検討してください。

(2) データ復旧の件が解決したら、エラーの解析を行う段階

データ救出について作業が終わったら、システムの回復や修繕が行えるか解析してみることも効果的です。

いきなり、レジストリ情報の修繕を行う場合は、データ消失リスクについて覚悟を決めてから実施してください。

参考リンク

LinkMicrosoft Doc:Windows STOP エラー - 0x00000074 Bad System Config Info