Windows10 バージョン 1903に更新すると、WIFIが繋がらなくなる事象について原因と対処方法

何件か続いた症状なので記録に残します

症状は、ウィンドウズを更新してバージョン1903にアップデート すると、WIFI接続ができない、接続先の一覧も表示されないという症状です。
特徴は、パソコンの機種は異なるものの、WIFIの機能として組み込まれている部品が、『Intel Centrino Advanced-N 6205』 であったという規則性がありました。
追記 9/19
・Qualcomm製のWIFIアダプターでも、かなり近い症状でトラブル発生中。
・Intel Centrinoアダプターも、6205以外の型番でも同様のトラブル発生中。

症状の詳細

✅ Windows10のバージョンは、1903 であった。(9月初旬時点で最新)
✅ WIFI接続ができなくなった。LANケーブルの方は大丈夫。
✅ WIFI 機能を担当する部品が、Intel Centrino Advanced-N 6205
↑ 今回のポイントはここ。
✅ デバイスマネージャー上で、6205を無効にして有効にするとWIFIは復活する。
✅ パソコンを再起動、もしくはシャットダウン後に起動すると、問題が再発する。
✅ 再発しても、無効にして有効にする、の手順を踏めば WIFIは復活する。

デバイスマネージャーについて

パソコンの中枢を操作するプログラムです。直すことも壊すこともできます。
自信がない方は絶対に操作しないでください。
【コントロールパネル】-【システムとセキュリティ】-【システム】-【デバイスマネージャー】をクリックすると起動できます。

今後の対応方法について

多くの場合、前のバージョンでは問題なく動作していたという証言が多く、Windows10が更新されたことによって発症しているものと思われます。今後の修正については、Windows10側で対処(Windows Update)するのか、Intelのドライバーが更新される対応なのか(同じくWindows Update) わかりません。

対処方法として、

  1. 元のバージョンに戻して (ダウングレード) 症状が発生しない組み合わせで利用する。
    アップデート後、4週間以内なら直前の大規模更新の際のバックアップがあるので、復元できます。
  2. パソコンを起動するたびに、デバイスマネージャー上で無効にして有効にする儀式を行う。
    毎回の作業にはなりますが、時間稼ぎにはなります。正式な手段で修正プログラムが発表され配布されるまで待つという作戦です。
  3. 変化球として、量販店などで売っているUSB WIFI子機を増設して、WIFI接続を行う。
    WIFI機材は、複数装着でき独立して通信ができます。
    WIFI製品の中で使われている部品が、Intel Centrinoシリーズでなければ、今回の条件には当てはまらないので通信が行えるはずです。ただ部品代として1500円程度かかります。

関連リンク

おそらく同じ症状について発信されているであろうサイトへのリンクを貼っておきます。

LinkMicrosoftコミュニティー:Windows10 1903更新後 起動時にWiFiに繋がらない【Ver1903】
自力でIntel製WIFIドライバーの更新方法が載ってますが、各PCメーカーの見解がなく不具合を誘発する可能性がありますので、ここでは詳細手順は記しません。