0xc004c008 ライセンス認証時のエラー。原因と対処方法

比較的論理的なエラーコード

エラーコードの意味から、ライセンスに関するエラーになるのですが、
今回、メーカー製のパソコンにおいて、初回設定作業中にこのエラーコードが発生したため、備忘録としてこの記事を作成しています。原因は不明ですが、Windows ライセンス認証は過去にもトラブルがあったことがあるので、そういうタイミングにひっかかったのかなとも思っています。

すぐに有効なライセンスを購入するよう表示が出ますが、ライセンスを購入しなければならない方はごく少数かと思います。ほとんどの方、特に既製品を購入された方はライセンスを追加購入する必要がないのでご注意ください。

エラーコードの意味

0xC004C008

このプロダクトキーは、別のPCで既に使用されているため、このデバイスのWindowsをライセンス認証できません。別のデバイスで使用されていないと考えられる場合は、下のトラブルシューティングを選択してください。

別のPCで使用されているプロダクトキーなので、このパソコンでは有効にできない、そういう意味になります。この説明で『あっ、ひょっとして?』と何か思い出す場合か、まったく見に覚えのない場合(買ってきたばかりのパソコンなど)は、以下に示す確認と作業を行います。

選んではいけない選択肢

冒頭にも少し書きましたが、既製品のパソコンを新品で購入してきた場合、絶対に追加でライセンスを取得する必要はありません。最初から付属しているライセンスで大丈夫です。

ライセンスキーを新たに購入できるページへと誘導される場合があります。
ご自身で、ライセンスを持っていないことが明確な場合を除いて、パソコンの使い始めに生じている場合は、この購入に関する選択肢は選ばないでください。結構高額なWindows 10 OSのライセンスを購入させられます。

Microsoft Accountを入力して紐付けるよう指示をされる場合があります。
基本的にこのライセンス認証は、マイクロソフト・アカウントに紐づけなくても行える作業です。
だれかのパソコンを代わりに設定してあげている場合など、本来の持ち主と異なる方が作業している場合、自分のマイクロソフト・アカウントを入力して紐づけてしまうと、他人のパソコンと紐付いてしまうことになり、あとあと面倒です。
できる限り、この場面を乗り切る目的での、Microsoft Accountの入力は控えて、最後の一手に残しておきましょう。

効果のある作業

もっとも効果的なのライセンス認証を実施すること、です。
ライセンス認証を行う方法はふたつあり、インターネットを通じて自動で行われるタイプと、電話をかけてマイクロソフト自動音声と確認を取りながら手作業で認証させる方法とがあります。
何回か再起動などを行っても、ライセンス認証が通過しない場合は、電話によるライセンス認証を実施する必要があります。このエラーが発生して、確認の画面に移ると『電話でライセンス認証を行う』という選択肢が選べますので、活用してください。
所要時間は、約10分程度かかります。電話の最中はパソコンの画面を操作する機会があるので、電話器のそばにパソコンを持ってきておくか、電話子機をパソコンのそばに持っていく必要があります。

変わった事象

購入したばかりのパソコンで、このエラー (0xc004c008) が発生した事例がありました。
再起動などでは改善しませんでしたので、この事例では電話によるライセンス認証を実施してライセンス認証を行いました。

自作PCなどであり得るエラー

Windows OSを独立したパッケージで購入されている条件で、組み立てたBTO PCなどで使用されていた場合、前の環境下で利用していたOSのライセンスが『使用中』の状態に映ってしまうと、このエラーコードが報告される場合があります。
部品などを交換した場合は、エラー発生時の画面で、部品を交換した場合についてリンクがありますので、参考にしてみてください。