メールを送信した時のエラーコード・エラーメッセージ

電子メールを送信した時のエラーメッセージ・エラーコード

意外に多いメール送受信のトラブル。
当店でもメール設定やトラブル対応のご依頼は多いのですが、エラーコードによりある程度原因が特定できるものもありますので、わかる範囲で掲載します。時間があれば加筆いたします。
※当店で実際に対応した事例の備忘録としての意味合いが強いです。全てのエラー事象を網羅することは考えていませんし、やり切れないとも思っています。

一般的な宿命 – フリーメールアドレス

Yahoo、Google、Microsoftに代表される無料のメールアドレスは、送受信の際に、メールを送ったらエラーで戻ってきた、送信できない、受信できない、などのトラブルが発生しがちです。中でもやっかいなのは、メールを送信して、エラーメールとして戻っても来てないし、相手にも届いていない という深刻なトラブルも存在します。長い間発生している問題なので、一定の頻度で発生しているものと推察します。無料のメールアドレスからメールを送信する場合、届けば儲け物!と心を大きく保つ、大事なメールは届いたかの確認を別手段で行うなど『届かないかも?』を前提とした手順にするか、ちゃんと確実に届けたい場合はプロバイダーと契約し用意した有料のメールアドレス自分で用意したサーバのメールシステム (独自ドメインのメールアドレスやレンタルサーバなど)を使用してメールを送信し、トラブル発生時にちゃんとサポートが受けられるレベルのメールアドレスを持つことをお勧めします。
お仕事関係でフリーメールを多用されている方で、フリーメールしか使っていないという方は、特にご注意ください。

550 5.1.1 系列

550 5.1.1 – User unknown

エラーの意味:宛先に指定したメールアドレスが存在しない場合。
対応:
今回初めて送信する相手の場合 送信者側で、メールに記載した、相手のメールアドレスにスペルミス(打ち間違い)がないかを確認します。
何回も送っている相手だった場合 送信者側で、最近もメールを送ったばかり、メールソフトも環境も何も変えていない、そういう場合は単純なスペルミスではない場合もあります。
受信者側に迷惑メールの仕組みが導入されている場合、 対象となっているメールアドレスから届いたメールに、そのユーザーのアドレスが存在しないと偽装して、このエラーを返してくるシステムがあることが知られています。特に 今回初めて送信する場合 メールのトラブルについて受信者側と(メール以外の方法で)コンタクトが取れるなら、迷惑メールの機能が有効になっていませんか? と問い合わせるのもアリです。

このエラーは、タイプミスに起因する場合は送信側での対応となります。(送信者があなたなら、対応はあなた側。)
※ただし、迷惑メールシステムが絡む場合は、受信者側にも確認をする必要あり。

550 5.1.1 – recipient rejected

エラーの意味:メールの受け取りを拒否されたという意味になります。
対応:
今回初めて送信する相手の場合 送信者側で、メールに記載した、相手のメールアドレスにスペルミス(打ち間違い)がないかを確認します。また、メールアドレスに間違いがない場合、相手側メールシステムで何らかの『迷惑メールシステム』が動作し、しなたのメールアドレスが拒否の対象になっていないか問い合わせることも必要です。
何回も送っている相手だった場合 送信者側で、最近もメールを送ったばかり、メールソフトも環境も何も変えていない、そういう場合は単純なスペルミスではない可能性が出てきます。
状況から察するに、先に示した『550 5.1.1 – User unknown』ではない、受信者側のシステムで拒否した状況に見えます。私が参照しているリファレンスに情報がないので継続して情報を収集します。
メールシステムのアップデートにより追加/変更になったエラーコードである可能性があります。
現時点での予想。同一エラーコードで異なる意味を定義することは稀だと思われます。そういうところから予想すると、迷惑メール(DM)対策として、悪いメールシステムに悪用されないよう、適当に送られてきたDMに対して、ユーザーが存在しないことを保証してしまう情報(エラーコード)にならないよう、受信側で拒否されましたと、少しオプラートに包んで、エラーの本当の原因を分かりにくくする対策なのかもしれません。

550 5.1.1 – The email account that you tried to reach does not exist. Please try

エラーの意味:アカウントが存在しない、という意味のようです。
事例として、YahooからGoogleへ送信した時に発生したエラーメールにあった理由です。
対応:
今回初めて送信する相手の場合 メールアドレスの再確認を行う。
可能なら、他のメールアドレスから送信を試みてみる。

550 5.4.1 – Recipient address rejected: Access denied

エラーの意味:メールの中継(配達)を拒否された場合。
対応:(1)一般的には中継拒否なので理由を聞かないと判らない。特定のメールアドレス(ドメイン)を拒否する設定がされている場合が考えられる。
(2)よくあるのがOutlook絡み。受信者側のメールアドレスがoutlookのメールサーバーで管理されている場合、このようなエラーが返される事例が多数ある。この場合は送信者側の問題である可能性は低く、送信者側でできることと言えば、他のメールアドレス(別のドメイン)から再送信を試みるか、受信者側に直接、メールの送受信でトラブルが発生していないか問い合わせるくらいしかない。

550 5.7.x 系列

この 5.7.1 のエラーコードはメッセージが多数ありますが、同一コードで表現しているだけあって、根本的な理由が共通です。それは送信側サーバの振る舞いが原因で、受信側サーバに疑われている、もしくは、正常りやりとりを拒否されている状態を意味します。メール利用者個人ではどうしようもないエラーコードと言えます。(※ウィルス感染などにより、あなたのPC環境がメールの不正利用者=攻撃者であった場合を除く。)

550 5.7.1 – Email quota exceeded

メール容量が超過した旨のエラーですが、一般的なメールボックスフルの意味とは異なるはずです。

550 5.7.1 – 続く文字列は色々あります

エラーの理由:受信側の受信拒否リストに載っている可能性がある。
対応:他のメールアドレス(他のドメイン)が受信可能なのかを確認し、届かない範囲を把握する。
受信拒否の理由について問い合わせができれば、問い合わせる。
とりあえずメールを届けることを優先させる場合
届けることが優先であれば、他のドメインで取得した、別のメールアドレスを使って相手に送信する。
そのあとで、このメールアドレスでエラーする原因を調査する。

554 5.7.1 Client host rejected: Access denied

エラーの意味:SMTP認証をせずにメールを送信しようとした場合。
対応:メール送信者側の対応。メールソフト側でSMTP認証の設定が必要。

temporary failure

エラーの意味:一時的なメールシステムの不具合。
対応:経験上、このエラーが発生するほとんどが、受信側のメールボックスがいっぱいで受信できない、という理由が多かったです。
上記の原因かどうか判別する簡易方法
送信者側なら、異なるメールアドレスからもメールを相手に送信してみて、同一のエラーコードが帰ってくるようなら相手側にも調査(メールボックスがいっぱいじゃないか?)を確認してもらう流れで良いと思います。

関連リンク

更新の頻度が下がってしまっているので、公式の情報で何カ所かリンクを貼っておきます。
お探しの情報がありましたら、こちらもご参照ください。

LinkGoogle Workspace管理者ヘルプ:SMTP エラー リファレンス
Googleで使用しているメールシステムのエラーコード表です。参考になる情報も多いと思います。

LinkIETF - RFC5321
策定された仕様の原本です。これが最新かなと思って読んでいます。(2021/05現在)

LinkIETF - RFC1893