パソコンに後からオフィス製品をインストールする方法。種類や選択肢など

後からインストールするとなった時に考えること

パソコンを購入した時は、オフィスは要らないと購入しなかったものの、後からオフィスソフトが必要になる場合があります。どのような用途で、どのくらい利用するのかなど、条件によって色々と選択肢が変わってくると思いますので、その辺の選択手段やメリット・デメリットについてまとめてゆければと思います。

保険的に【一応】使えればいいという場合

現時点でオフィス製品を有償で購入すべきか迷っているものの、取り急ぎオフィス文書の類を見たり、印刷したりする必要性がある場合、類似サービス互換ソフトを試用してみるのも手です。

A-1. 無料のウェブサービスを利用してみる

自宅にインターネット環境があれば、インターネット上で提供されているサービスが利用できます。代表的なサービスは、Microsoft Office ONLINE for the WebGoogle ドキュメント です。
いずれも、ブラウザー上で特定のサイトを訪問してアプリを動作させます。
※ 利用するサービスによって、Microsoft Account や Google ID が必要となります。

LinkOffice ONLINE for the Web

A-2. 無料のオフィス・ソフトウェアをインストールする

ソフトウェアを開発し配布しているボランティア団体が世界中に存在します。その中にはいわゆるオフィスソフトを開発し、無償で配布している団体があります。(※)
※ 団体の趣旨に賛同して頂けた場合は、寄付などをお願いしているところもあります。強制ではありませんが、各人の判断で検討して頂く必要はあります。

有名どころでは、Libre OfficeOpen Office.org などが有名です。
インターネット環境が必要ですが、インストールプログラムをダウンロードしてインストールし、利用します。互換性はかなり高く、A4一枚くらいの簡単な書類でしたら、まず問題なく作成できます。既存のWoed文書やExcel文書も開くことが可能ですので、更新や印刷もかなりできます。

A-3. 有料の互換ソフトウェアを購入して利用する

海外メーカーのパソコンや、中古パソコンの一部に添付されていることが多いソフトウェアです。
数千円の費用が発生しますが、販売されているソフトウェアです。ただこちらもあくまでも互換ソフトなので、Microsoft社のオフィス製品とは別のもの であることはちゃんと認識して購入してください。

要約。まずはA-1かA-2で試してみて検討すべきかと

有料のソフトを購入する前に、A-1 か A-2 の手段を体験してみて、詳細を詰めていった方がいいと思います。インターネット環境が揃っているなら、A-1.あたりがお勧めですね。

本格的に【正式に】インストールしたい場合

オフィスソフトやオフィス環境に費用をかけても構わないという際は、以下の方法があります。
本家本元のMicrosoft Office製品を調達する流れになりますが、購入方法が二つあります。
ひとつは、ソフトの購入 で、もうひとつは ソフトのレンタル です。

B-1. 永続板のオフィスソフトを購入する

ずっと前からあるソフトウェアを購入してインストールする方法 です。買い切りタイプとか、永続板と呼ばれている製品です。
ソフトウェアのサポートが終了するまで、そのバージョンを使い続けることができます。
ソフトウェアを別途購入してきた場合は、パソコンとソフトウェアは独立した商品なので、例えばパソコンを買い替えたときに新しいパソコンに入れ直して(移して)使い続けることができます。
※ パソコン購入時に付属していたソフト(ライセンス)の場合は、これが許されていません。

何年間も長期に渡り使い続けることが決まっている場合は、費用がお得になる方法と言えます。

B-2. Microsoft 365 サブスク契約で利用する

最近話題のサブスク。 サブスクリプション契約によってソフトウェアを取得する方法ですが、これは簡単に言うと【ソフトウェアのレンタル】です。Microsoft365 という商品名になっています。
利用した期間に応じて費用が発生します。このオフィス製品について解説すると一カ月あたりの費用が決まっていて、それを前金で10カ月分前納すると、12カ月(1年間)利用でき、多少割引な感じになります。家電量販店などでは、1年分の支払い前提のパッケージが販売されていますし、インターネット上では一カ月から契約できます。

比較的短期間の利用となる場合や、新しいバージョンの発売直前など 、このタイミングで永続板を購入すると損してしまうという状況で、候補にしてほしい製品です。
おそらく3年以上連続して利用する場合、永続板を購入した方が安くなる価格体系だったかと思います。

要約。ソフトを購入する場合は利用する期間でお得な製品変わる

昔はなかった、サブスク契約が増えたことで短期間利用の方が損をしないようになっています。
最近はだいたい、3年おきに新しい製品が投入されますが、ワープロや表計算の機能自体は、もう10年くらい変わっていません。どれを買っても(上級者の方以外は)困ることはないでしょう。
サブスク契約での購入が大丈夫な方は、利用予定期間が長いか短いかで決めて構わないかと。

蛇足。ソフトの追加

記事の趣旨にそれるので簡単な解説だけ。
購入したパソコンには、Office 2016 Personal (Word と Excel)が入っていて、あとからPower Pointも必要になったんだけど、もうPowerPoint 2016は販売していない という状況がよくあります。
2022年の時点では、Office 製品は 2021系統に変わっていて、Power Point 2021 を購入すれば良いのかという話しになりますが、Microsoft社の伝統で、異なるバージョンのソフトウェアを組み合わせると不具合が出ることがありますので、購入前に組み合わせを伝えて、量販店などの店頭で相談に乗って貰ってください。購入してからでは返品がきかないと思いますので。

関連リンク

『Windows8.1には2019を始め、永続版のオフィスはもうインストールできない』🔸
比較的古いWindowsパソコンだと、もう動作する永続板が販売されておらず、Microsoft365しか選択肢がないという状況も有り得ます。そんな場面を解説した記事です。

当店サイト内で『オフィス』を🔍検索
オフィス製品に関する記事が検索できます。参考にしてみてください。